1人でも入りやすい飲食店にする方法を紹介

1人で飲食店に入るのは気まずい?

自分が経営する飲食店には、家族づれでも、カップルでも、おひとり様でも、どんな方でも気軽に来店してもらいたいと思う方は多いでしょう。しかし、実は飲食店の1人利用に関するアンケートでは、どの年代も半数以上が『1人での利用は恥ずかしい』と答えているデータがあります。確かに、お店によっては敷居が高く感じたり、1人で気軽に利用して良いものか悩む場所もありますよね。そこで本記事では、外食のおひとり様需要を逃さないために、1人でも利用しやすい店舗づくりのコツを紹介していきます。興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
 

1人でも利用しやすい業種

はじめに、1人でも気軽に入りやすい業種に関するデータをみていきます。ある調査では、女性と男性のアンケート結果が以下のようになりました。

【男性が1人でも利用しやすい飲食店】

1位 ラーメン屋
2位 牛丼屋
3位 ファストフード
4位 ファミレス
5位 フードコート

 

【女性が1人でも利用しやすい飲食店】

1位 ファストフード
2位 カフェ
3位 フードコート
4位 ファミレス
5位 ラーメン屋

 

これらの結果をみると、男女で大きく違いがあることが分かります。しかし順位は違えど、ラーメン屋やファストフード、ファミレス、フードコートは男女ともに『1人でも利用しやすい』と感じている方が多いようです。逆に、順位が男女ともに低かった飲食店は、ビュッフェ、焼肉屋、料亭、居酒屋などが挙げられました。これらは価格帯が高かったり、誰かと一緒にいくイメージが強い飲食店であることが理由の1つと考えられます。
 

1人でも利用しやすい飲食店の特徴

業種による利用のしやすさに差はありますが、どんな飲食店だとしても何となく1人で入りやすい、入りにくい店舗があると思います。1人でも利用しやすい飲食店にはどういった特徴があるのか、見ていきましょう。

カウンター席や2人用の小さな席がある

カウンター席や2人用など、1人でも利用していて広すぎないと感じる席があるお店は、1人客からの人気があります。確かに、他は皆4人~5人が座っている中、広いテーブル席を1人で利用するのは気が引けますよね。お店が1人客を想定して、席や椅子を用意しているかどうかが重要なポイントです。

解放感がある

外から見て、中の様子が確認できなかったり、いざ入ってみるて店内に閉塞感がある場合、1人では利用しにくいと感じる方が多いようです。入口付近に中の様子が見える大きな窓や、明るい照明、適度に広い空間など、解放感が感じられる飲食店は1人客からも人気があります。

席やテーブルの間隔が近すぎない

1人で飲食店を利用するお客は、1人時間をゆっくりと楽しみたい方が多いです。そのため、飲食店の席やテーブルの間隔が近すぎると、他のお客が気になってしまったり、話しかけられるのが嫌だという場合もあります。特に女性は、バーや居酒屋で1人でいると話しかけられやすい方もいるため、1人で楽しみたいお客様用の席や、周りから距離のあるゾーンを作るのが効果的です。
 

1人客に人気になるとメリットが多い?

1人のお客を集客するよりも、大人数が利用してくれれば良いと考えている方もいるでしょう。しかし、1人客を集客することには、以下のようなメリットがあります。

回転率が高い

飲食店の1人客は回転率が高い傾向にあります。ファミリーやカップルなどの複数人での利用の場合は、会話などによって食事のスピードがゆっくりにりがちですが、1人客の場合はすぐ食べてすぐ帰る場合が多いため、結果的に売上アップにも繋がりやすいのです。

リピート率が高い

1人でも安心してリラックスできる飲食店は、1度気に入られるとリピートされやすい傾向にあります。1人時間を楽しむならこのお店!というポジションを獲得できれば、顧客のファン化やリピーターの増加を狙えます。
 

まとめ

いかがでしたか。飲食店を1人で利用するのは、まだまだハードルが高いと感じるお客様も多い中、1人でも安心して利用できる飲食店にすることは大きなメリットがあります。もっと、1人客の需要を増やしていきたいと感じた方は、ぜひ本記事で紹介した内容を参考に工夫してみてくださいね。

 
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