飲食店スタッフの採用方法について紹介

飲食店の店舗スタッフを採用する方法

飲食店開業をするなら、1人でお店を回すスタイルでない限り、店舗スタッフを募集し採用することが必要です。はじめて経営をする方なら、誰でも優秀な店舗スタッフを採用する方法が気になることでしょう。そこで、本記事では店舗スタッフの募集方法について、注意すべきポイントなどを交えながら紹介していきたいと思います。

募集条件を決める

募集条件を明確にすることはとても重要です。どういったポジションのスタッフがほしいのか、どんなスキルのある人を雇いたいのか、それらが明確になっていないといざ募集をかけても人材とのミスマッチがおきます。募集条件を決める時は、他社の求人情報を参考に、可能な範囲で魅力ある条件を設定することがポイントです。誰でも同じような仕事内容なら、より待遇がよい店舗を選びたいですよね。周辺店舗や競合他店よりも良い条件を知りたい時は、以下の項目を比較検討してみると良いでしょう。

■比較すべきポイント

• ・時給
• ・勤務時間
• ・交通費
• ・制服
• ・資格
• ・仕事内容
• ・応募方法

募集媒体を決める

どんな媒体で求人を出すか、というのも欲しい人材に合わせて適切な方法が違ってきます。募集媒体によって、求人情報を見ているユーザー層が全く異なるからです。求める人材が集まりやすい媒体ごとの特徴は、以下を参考にしてみてください。

■学生や若年層を中心に募集したい場合

• ・近隣大学への張り紙
• ・求人サイトなどのWEBでの掲載
• ・SNSでの募集

■主婦層を中心に募集したい

• ・地域の折り込みなどへの掲載

■年齢を問わず幅広く募集したい

• ・駅への情報掲示
• ・求人誌などの紙媒体への掲載

これらの媒体別の特徴を理解して、求める人材がより見ていそうな媒体での募集をかけると効率的ですよ。
 

募集から面接までに気を付けるべきポイント

『いざ募集条件や募集媒体を吟味して採用活動を開始したのに、全く人が集まらない！』『なぜか求める人材が来てくれない……』といった悩みは、店舗経営におけるあるあるでしょう。こういった場合、実は面接までのハードルが高くなってしまっている可能性があります。そういった時は以下の、採用の効率がぐんとあがる面接までに気を付けるべきポイントを意識してみてください。

応募のためのハードルを低くする

求職者が求人に応募しやすいよう、応募のためのハードルは低くしておいた方が良いです。応募のハードルが高い、低いのイメージは以下のようになります。

応募のハードルが高い

• ・履歴書持参
• ・面接2回
• ・電話で応募

応募のハードルが低い

• ・履歴書不要
• ・面接1回
• ・LINEで応募可能

しっかりとした人材が欲しいからと言って応募のハードルが高いと、面接まで来てくれる人材の数が限られてしまいます。なるべく多くの人が応募してくれた方が、よりイメージに合った人材とマッチしやすくなりますよ。

応募があったら即座に対応する

求職者から応募があった際は、即座に対応しましょう。遅くとも24時間以内には、求職者に対しファーストコンタクトを取ることが理想です。特に、アルバイト希望者は複数の候補先に応募しているケースも多いため、ファーストコンタクトが遅いと別のアルバイト先で勤務が決まる可能性があります。

圧迫面接は絶対にNG！基本はお客様扱いで

採用活動=求職者を選ぶ、というイメージが強いかもしれませんが、開業したばかりの店舗に応募してくれることは、それだけでもありがたいことです。ここで勘違いをして、面接時に高圧的に接してしまったり、最初から厳しい姿勢をみせると、より働きやすそうな店舗に人材が流れるのは当然です。もしも求人に募集してくれた人がいた場合は、採用するしないに関わらず、お客様に接するように丁寧な対応をとるようにしましょう。そうすれば、たとえ採用しなかったり、他店に流れてしまった場合でも、消費者としてお店に好印象を持ってくれます。
 

まとめ

いかがでしたか。飲食店開業を初めてする方にとって、店舗スタッフの採用活動は難しく感じることかもしれません。しかし、募集条件や募集媒体、面接までのポイントを理解しておけば、おのずと求める人材とマッチしやすくなります。これから飲食店の開業を控えている方も、今後人員拡大していきたい方も、是非本記事を参考に採用活動に取り組んでみてください。