飲食店における内装工事の流れについて紹介
飲食店の内装工事って?
飲食店開業には店舗の内装工事が欠かせません。内装工事とは『すでに出来上がっている建物の室内空間を店舗営業ができるように作り上げる工事』のことを指します。自分の理想にあった店舗をつくるために、居抜き物件でもスケルトン物件でもほとんどの場合、こちらの内装工事が必要となります。本記事では飲食店の内装工事の費用や流れについて解説していますので、興味があれば是非最後までご覧ください。
飲食店の内装工事にかかる費用
はじめに、飲食店の内装工事にかかる費用について見ていきましょう。
居抜き物件の場合
居抜き物件の場合、スケルトン物件に比べると大幅に内装工事にかかる費用を抑えることができます。相場はだいたい『坪単価:15万~30万』。これに加えて、前テナントと同業態である場合や必要設備が整っている場合は、さらに費用をおさえることが可能です。
スケルトン物件の場合
内装が一切施されていないスケルトン物件の場合、居抜き物件と比較して多くの費用がかかります。スケルトン物件における内装工事の相場はだいたい『坪単価:30万~50万』。1から内装を整える必要があるからこそ理想通りの店舗に出来ますが、その分費用も工事期間もかかります。
内装工事の流れ
続いて、飲食店における内装工事の流れについて紹介します。
内装業者の選定
はじめに、内装業者を選びます。依頼するパターンは、以下の通りです。
- ・店舗の内装工事をするための図面をひいてくれるデザイナーに依頼し、施工は施工業者に依頼する
- ・先に施工業者に依頼しておいて、デザインや設計は施工業者が普段から仕事をしているデザイナーないしは設計者にまかせる
- ・設計や施工など、全てをトータルでサポートしてくれる業者に依頼する
これらのパターンの中から、自分にあったやり方で内装業者を選定してみましょう。
内装業者との打ち合わせ
内装業者が決まったら、具体的なデザインやプランについて打ち合わせを行います。予算の上限や譲れないコンセプトなどについて、施工に入る前にしっかりと話し合いをすることが大切です。
契約
デザインやスケジュールについて決まったら、いよいよ契約となります。契約時は追加工事の有無や、支払方法、工事が遅延した場合の対応などについて明らかにしておくと安心です。
内装工事
契約を締結したら、発注した施工会社に施工してもらいます。施工はあらかじめ決められたスケジュールに従って進みます。その間は任せっきりにするのではなく、現場にいって様子をみたり、業者さんに差し入れをするなどしてみると良いでしょう。
内装業者を選ぶときの注意点
さて、最後に内装業者を選ぶときの注意点について見ていきます。これらのポイントを意識するだけで、後からトラブルになる可能性を減らせますよ。
複数の業者に見積もりを依頼する
デザイナーや設計者、施工業者はなるべく複数の業者に見積もりを依頼するようにしてください。最低でも3社以上は見積もりを依頼することによって、より納得いく選択をすることができます。というのも、内装工事には大きな費用がかかるため、同じ条件で依頼したとしても業者によって費用の開きが数十万~数百万ある場合があるからです。
また、やみくもに見積もりを依頼するのではなく、なるべく飲食店の施工実績が豊富な業者に依頼することがおすすめです。飲食店の店舗設計には専門知識が必要になるため、経験豊富な業者であれば騒音や臭い問題、近隣トラブルなど様々な観点からアドバイスをくれるでしょう。
丁寧に話し合いができる業者を選ぶ
自分がしっかりと話し合いが出来て、ストレスなく工事をすすめられる業者を選ぶことはとても大切です。内装工事には大きな費用がかかるため、どうしても選ぶ際に『一番安いところ』を探してしまう傾向にあります。しかし、せっかくの大事な飲食店店舗の内装を任せるのだから、安さに引かれてなんでも妥協してしまってはいけません。安く請け負ってくれる中にもしっかりと意見を汲み取ってくれる業者はいます。そういった、丁寧な姿勢をみせてくれる業者なのかどうかも判断基準として大切ですよ。
まとめ
いかがでしたか。飲食店開業を目指す中で、内装工事は時間と費用がかかるとても重要なステップです。ここで失敗してしまうと、開業後のモチベーションも上がらないでしょう。内装工事はできるだけ自分が納得できる業者を選んで、理想の店舗を作り上げてみて下さい。本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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